感情を我慢するから、感情的になるのです。

ビリーフチェンジのセッションや講座には、感情を我慢している方が多くいらっしゃいます。という私も、ずっと自分の本当の気持ちを出さずに生きてきました。

今思い返すと当時の私は、自分が感情をガマンしていることにすら、気がついていなかったんですよね。気づいていないどころか、反対に、ずっと自分のことを「感情的な人」だと思っていたほどです。

実際、カウンセリングをしていると、ふだん感情を我慢しすぎているのに、ご自身のことを「感情的なんです」と思っている方が多くいるのです。

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我慢づよい人ほど、誤解している

そう悩んでいる方たちは、こうおっしゃいます。

「仕事で理不尽なこと言われたら、つい顔に出ちゃうんです。」
「ムカついて上司にキレちゃいました。」
「イライラして、引き出しをバン!って締めたり、つい態度に出ちゃうんです」

「すぐ感情的になるから、感情を抑えられるようになりたいんです。」って。

たしかに、感情が言動にでたり、爆発する部分だけを見ると、「感情的」だし、「感情を抑えないと」と思ってしまう気持ちも分かります。

でもですね、これ。心理から見ると、逆なんです。

感情的になる時の、本当の解決法

感情的になってしまう人ほど、実は【感情を我慢しすぎ】ているんです。

どういうことかというと、普段から適度に感情を出して「ガス抜き」していたら、感情も爆発しないで済むんです。だけど、感情を抑えようとするから、我慢した感情が溜まっていくんですね。

自分でも無意識に感情を抑えて溜めこむから、

我慢して、我慢して、我慢して、感情大爆発ドーン!

ってことが起こるんです。

私も主人への不満を我慢して、我慢して、我慢して、ドッカーン(怒)!みたいなことが、たまにあります(笑)。後から考えたら些細なキッカケなんですけど、それまでの蓄積された不満が溜まっているから、つい感情的になってしまう。。

感情的になってしまう時は、【感情を我慢しすぎている時】です。我慢しすぎて、気持ちが溢れて、爆発してしまった=感情的になった、ということです。

「感情的にならないように」と気持ちを我慢すればするほど、かえって感情的になってしまうんです。

だから、「感情的にならない」ための解決法は、感情を抑えるのではなく、その反対で「感情を小出しに出来るようになること」なのです。

まず我慢していることに気づくこと

感情を少しずつ出せるようになって、キレたり感情的になることが無くなった方も多くいらっしゃいます。

そこへ向かうための最初の一歩は、まず「自分が感情を我慢していることに気づくこと」です。

私もそうでしたが、「我慢することがデフォルト」になっていると、自分が我慢していることにすら気がつかないんですよね。だから、「我慢」と「爆発」を行ったり来たり繰り返していました。

「自分が思っている以上に我慢して溜め込んでいた」と気づくことで、そのパターンから抜け出したい気持ちが産まれます。

キレてしまう、感情的になってしまうことが続いたら、それは「自分の感情を我慢しすぎてますよ」というサインです。

「感情的になるのをやめたい」という単なる悩み解決ではなく、「ずっと自分を抑えて生きている」その生き方のパターンを変えるタイミングなのです。

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