リミッティングビリーフ
・欲しがってはいけない
・楽しんではいけない
・怒りを出してはいけない
・目立ったら叩かれる
・できない私には価値がない
・くつろいではいけない
・子どもであってはいけない
「成し遂げてはいけない」とは
「成し遂げてはいけない」の思い込みがあると、何をしても「最後までやり終えることができない」というパターンになりやすいです。
「途中で投げ出そう!」そう思って物事を始める人っていないと思うんですね。一度始めたことは、最後まで続けてしっかり達成させたいと、誰もが思います。
その「最後までやり遂げたい思い」にブレーキをかけるのが、この 「成し遂げてはいけない」の思いこみ です。
・途中で飽きてしまう
・とつぜんやる気を失う
・ほかに興味のあるものが見つかる
・予期せぬトラブルで続けられなくなる
上に書いたのは一例ですが、こんな感じで「最後まで完了できない何かしらの出来事」が起こるのです。
心の奥底で「最後まで成し遂げたらダメ」と思いこんでいるので、なぜかいつも最後まで完了できない結末に無意識に持っていってしまう。たとえ、やりたくて始めたことだとしても、です。
「成し遂げてはいけない」の思いこみをゆるめるためにも、まずはこの思い込みについて一緒に理解を深めるところから始めていきましょう。
「成し遂げてはいけない」診断チェックリスト
「成し遂げてはいけない」の思い込みがあると、こういった悩みを抱えやすいです。
- 飽きっぽく、途中で投げ出してしまう
- あと一歩のところで達成できない
- 最後までやり遂げられない
- 「別のやりたいこと」が出てきて、いま取り組んでいることに興味をなくしてしまう
- 何をするにも中途半端になりやすい
- 成功することに不安を感じる
(なぜなら妬まれる、悪口を言われる、人が離れていくから) - 自分で成し遂げると、なぜか寂しくなる
- すぐに「自分にはできない」と思ってしまう
- どうせ私には無理と思って行動をおこさない
いくつ当てはまりましたか?
この思いこみがあると、何事も中途半端になりやすいので、自己否定や自分を責める気持ちが強くなりやすいんですね。この場合、自己肯定感をあげるより先にこの「成し遂げてはいけない」をゆるめる事がおススメです。
成し遂げてはいけないタイプの家庭環境
成し遂げてはいけないの人は、はっきりと「成し遂げてはいけないよ」「最後までやり遂げたらダメだよ」と言われていません。
カウンセリングでは、主にこの3つが出てきます。
1. 厳しい親からの批判
ひとつめは、親から厳しく批判されたことで「成し遂げていけない」が刷り込まれたケースです。
子供って、興味が移りやすかったり、どうしても気が散りやすいもの。まだ幼いが故に一つに集中できず、最後まで続けられないんですね。
そんな時、親から絶えず批判されたり責められることで、この思いこみは刷り込まれます。
「すぐ途中で投げ出して何やっても続かないんだから」
「何やっても出来ないんだから」
「ほら、また失敗した」
そんな風に、批判や非難ばかりされると、子供は、
私って最後までやり遂げられない人なんだ。。
何やっても失敗するし、うまくいくわけないよね。
そんな風に、自分のことを思い込んでしまうんです。
間違ったセルフイメージが刷り込まれてしまうんですね。
すると大人になってからも、セルフイメージ通り「最後までやり遂げられない」パターンを繰り返してしまうのです。
2. 成し遂げたときに嫌な思いをした
2つめは、何かを成し遂げた時に「嫌な思いをした」ケースです。
過去に、成功した、うまくいった、達成した時にイタイ目にあったことで、
成功しない方がいいよね。。
成し遂げると嫌な思いするから、やめておこう
と思いこんでしまったんですね。たとえば、
- 成功したら妬まれた
- うまくいった時に悪口を言われた
- 何かを達成したら、人が離れていった
- 自分でやり遂げたら、親が寂しそうだった
- 親に勝負事で勝ったら、親の機嫌が悪くなった
- 親から「成功すると妬まれる」「出る杭うたれる」と言い聞かされた
上に書いたのは一部ですが、 成し遂げる=嫌な思いをする と思った出来事があったはず です。
すると、二度と嫌な思いをしないよう、自分を守るために「成し遂げてはいけない」と無意識に決めた、というのが2つめのケースです。
3. 親の無視・無関心
3つめのケースは、親からの無視・無関心です。
子供が何かをできるようになっていくためには、「成し遂げるためのモチベーション」が必要なんですね。そして、幼い子供にとってのモチベーションは「親」になります。
たとえば、パジャマを一人で着れるようになる時、ですね。
親がそばで見守ってくれたり、「もうちょっとで出来るよ」「がんばれ、がんばれ」と応援してくれる。できた時に「すごいねー」「がんばったねー」と喜んでくれる。
そういった親の関わりが、子供の「成し遂げるためのモチベーション」になる訳です。
逆にいうと、がんばっても見てもらえなかったり褒めてもらえないと、
やったって誰も見てくれないし。
できるようになっても意味ないし、、
と思ってしまいます。
モチベーションが保てず途中で投げ出したり、そもそも挑戦しようともしない。そんな「成し遂げてはいけない」は親の無視・無関心から刷り込まれます。
「成し遂げてはいけない」をゆるめるために
この「成し遂げてはいけない」がある人は、「飽きっぽいし、どうせ私は変われない」と思っている方が多いです。
「最後までやり遂げられなかった」「いつも途中で投げ出してたし、、」といった、過去の記憶が足を引っ張るんですね。どうせムリだよね、変われないよね、って。
実際には「成し遂げたらダメ!」と思いこんだものをゆるめればいいので、変わることはできます。
安心してくださいね、ちゃんと変化できます。
できるんですけど、この思い込みを 自分の力で変えるのは むずかしい です。
セラピーの専門知識がある私でも、この思い込みがあったら自分では解決できないです。
なぜなら、、、
悩み解決においても「成し遂げないようにするから」です。
たとえば、
カウンセリングのセッションを受けて、途中までいい感じで進んでいったのに、最後の最後でなぜか違和感が出てきてしまう、、、とか。
本当に解決したいと思っていたのに、カウンセリングで話している途中で、どうでもよくなってしまったり、とか。
悩みを解決する場面においても、「成し遂げないように」、最後までたどり着かないパターンを繰り返してしまうので、自分一人で解決するのがむずかしいんですね。
以上の理由から、この「成し遂げてはいけない」は、カウンセリングの効きにも影響する思い込みです。あと一歩のところでガッカリして終わる、、、を繰り返さないよう、気をつけてセッションをしています。
若かりし頃は、途中で投げ出しても許された部分もあったと思います。だけど人生中盤になると、職場や家庭でも責任が増えてきて、コツコツやりとげることを求められる場面も増えてきます。
この「成し遂げてはいけない」をゆるめて、やりたいことを達成したり、あなたらしく、人生で何かをやり遂げる人生を歩んでほしいと思います。
「成し遂げてはいけない」まとめ
自分がやろうと決めたことを最後までちゃんとやる。
自分との約束を守り、最後までやり遂げる自分になると、本当に自分への信頼感が増えるし、エネルギーがみなぎる!!んですよね!
有言実行できる人になるから、自分の内側に芯が通った感覚がするんです。しっかり地に足がついて、強くなった感じがする。
「思い」と「言葉」と「行動」が一致するから、ブレない自分になっていきます。
中途半端な自分を責める機会も減っていきますし。^^
私にもできるじゃん!
一つずつ目の前のことを頑張ろう、、(ジンワリ)
人は人。私らしくマイペースで行こう。
ステージが変わってきた気がする、、、!
そんな風に前向きに進んでいけるようになりますよ。^^
あきらめずに「成し遂げてはいけない」をゆるめて、満たされる毎日を過ごしてほしいなと思います。
この記事が幸せになるお役にたてたら嬉しいです。
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