
職場でも、家族でも、プライベートでも、、、どうしても苦手な人、嫌いな人っていますよね。
「あの人さえいなければ…」「この人どうしても嫌い」
そんな風に思ってしまう自分に罪悪感を感じたり、でも嫌いなものは嫌いで、どうしたらいいかわからなくて困ったり。
そんな経験、ありませんか?
今日は、そんな時にやってみてほしいワークをお伝えしていきますね。このワークをやってみることで、少しでも心が楽になっていただけたら嬉しいです。
嫌いな人がいる時のワーク
では早速、嫌いな人がいる時のワークってことでお伝えをしていきます。
ステップ1:嫌いな人を1人選ぶ
まず、その嫌いな人とか嫌だなって思う人を1人選んでください。
もし何人かいるって場合でも、このワークは1人ずつ行っていきます。
ステップ2:その人をイメージで目の前に置く
その嫌いな人が少し離れて目の前にいる、とイメージしてください。
なんとなくで大丈夫ですよ。ちゃんとその人がいるかのように見えなくても大丈夫です。
ステップ3:「私はあなたが嫌いです。嫌いなままでいい」と伝える
その人がそこにいると思って、こう伝えます。
「私はあなたが嫌いです。嫌いなままでいい」
ステップ4:嫌いなところを具体的に伝える
その人の嫌なところを具体的に伝えます。
例えば:
- 「あなたの押し付けがましいところが嫌いです」
- 「言ってもやってくれないところが好きじゃないです」
- 「自分のことしか考えてないところが嫌です」
こんな感じでね、その人の嫌いなところ、嫌なところ、好きじゃないところを、イメージした「目の前の相手」に伝えます。
ステップ5:もう一度「嫌いです。嫌いなままでいい」と伝える
嫌いなところ全てを言い終えたら、最後にもう一度、
「私はあなたが嫌いです。嫌いなままでいい」と伝えます。

なぜこのワークが効果的なの?
1つ目:嫌いな気持ちを認めて許可を出す
上のワークは、「相手のことが嫌い」という気持ちを認めて、かつ「嫌いでいい」と自分に許可を出すセルフワークです。
嫌いなのに、うまくやろうとすると、かえって上手くいかないんですね。
「嫌いだけど、相手にも良いところがあるし」「嫌だけど、同じ職場だから仲良くしないと」と、自分の本音をごまかしたり、無理をすると、
最初は良くても、だんだん不満がたまってきて、「やっぱり嫌い!!」と、かえって嫌いな気持ちが強くなってしまいます。
その反対に、「一緒にいるけど、嫌いなんだよね」と嫌いな気持ちを受け入れてしまった方が、かえって、嫌いな気持ちが減って、冷静に接することができます。
「相手が嫌い」という気持ちを受け入れて、嫌いなことに許可を出す。これが1つめのポイントです。

2つ目:嫌いなところを具体的に分けて考える
また、嫌いなところを1つ1つ上げていきましたよね。
「こういうところが嫌い」「こういうところが好きじゃない」「こういうところが嫌」って。
何のためにこれをするかというと、そうやって嫌いなところを上げていくことで、
「その人のすべてが嫌い」なのではなく、その人の「部分的な言動が嫌」なことに気づくためなんです。
嫌いな人と接していると、その人の全部が嫌いと思いがちです。
だけど、そうではなくて、「こういうところが嫌い」「ここが好きじゃない」と、その人自身と切り分けて、考えられるようになります。
するとね、嫌いな気持ちに飲み込まれず、冷静に相手を見れるので、気持ちがラクになるんですね。

このワークをやるとどう変わるの?
上のワークをすることで、嫌いな人と接するときも
「あ、ここが嫌いなんだな」
「また嫌いな部分が発動してるな」と、
少し距離を置いて、相手を見れるようになっていきます。
嫌いな気持ちを受け入れてしまった方が、その人と一緒にいる時もかえって、嫌いな気持ちが湧き上がってこないし、すごく楽になりますよ。
安心して試してみてください
ちなみにこのワークを伝えると、
「嫌いって、相手に言っていいのかなぁ」と不安に感じる人もいらっしゃいます。
でも上のワークでは、「私はあなたが嫌いです」と、直接その人に言うわけではありません。
あくまでもイメージの上で言うだけなので、誰も傷つかないし誰も嫌な思いしないので、安心して試してほしいです。
まとめ|嫌いでいることを許可してあげよう
無理に好きになろうとしたり、がんばって上手く付き合おうとするより、まずは自分の気持ちを認めて受け入れることです。
どうやるのかは、上のワークの通りです。
「あの人のこと、嫌いだよね」と嫌いでいることを許可してあげると、かえって心が軽くなって、その人との関係も楽になっていきます。
嫌いな部分を明らかにすることで、「その人の全部が嫌い、、ではないのね」と冷静に接することができるようになっていきます。
一人でこっそりできるワークなので、ぜひ試してみてくださいね。