やる気が出ない理由とその対処法【40代から自分らしく自由に生きる】

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「やらなくちゃいけない」と分かっているのにどうしてもやる気が出ない。誰もが一度は経験をしたことがあると思います。

特に40代になると、昨日まで普通に出来ていたことでも ある日突然「やる気が出ない」「無気力になってしまった」ということもよく聞きます。

この記事では、やる気が出ない原因と対処法についてお伝えします。

目次

やる気が出ないのは、心のサイン

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朝起きたら何だか気分が重くてやる気が出ない。やらなきゃいけないことは分かっていても、気持ちがついてこない。無気力で、何もする気にならない。

そんな風にやる気が出ないのは、決してあなたが怠慢だからでも、根気がないからでもありません。

生きていればやる気が出ない日もあれば、突然無気力になってしまう時だってあるものです。もしやる気が出ない自分を責めているなら、それは一旦脇におきましょう。

そして「なぜやる気が出ないのか」その理由に目を向けてみて欲しいんです。


やる気が出ない、その根底にあるのは「自分の心のサイン」。今のやり方を変えるタイミングですよー!という合図(サイン)だと思って欲しいんです。

単純に「やる気がなくても出来るようになること」を目指すのではなくて、「心が発しているサインに気づき、既存のやり方を変えていく」そのキッカケにしてもらえたらと思います。

やる気が出ない原因とその対処法

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やる気が出ないのって、やらなきゃいけないことは分かっている。だけどやる気が湧いてこない時。

なぜやる気が出ないかというと、それは「やりたくないから」です。

シンプルですね。

らぼちゃん

やりたい事だったら、やる気のあるなしに関係なく
「ただやる。以上。」ってなりますもんね。


本心は やりたくないのに「やりたくないです」と言えないから、やる気ない状態になってしまう。やりたくないという気持ちと やらなくてはという義務感が葛藤して、苦しくなっているんです。

とはいえ、40代は職場でも家でもそれなりの役割と責任が課せられている世代。「やりたくない」と思っていても、やらなくてはいけないことも多いです。

だからこそ、心が発している「やりたくない理由」に気づき、自分をうまく導けるよう「これまでのやり方を変える」ことが大事なのです。

・心が発している「やりたくない理由」に気づく
・自分をうまく導けるよう「これまでのやり方を変える」

らぼちゃん

それでは、やる気が出ない(やりたくないと感じる)理由と対処法を一つずつ見ていきましょう。

心と身体が疲弊している

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1つめのやる気が出ない理由は、「心や身体が疲弊しているから」です。

40代の方にカウンセリングをしていると、
ご自身が思っているより「心も身体も疲れきっている」ことが本当に多いです。

自分のキャパを超えて我慢や無理を重ねて、心や身体のエネルギーが枯渇してしまったから、「やる気が出ない=やりたくない」になっているんです。

車でいうとガス欠状態です。
ガス欠になったら、まずやるべきは「走ることよりエネルギー補給」ですよね。

心身が疲れている時の対処法は、「心と身体を休めること」です


休みましょうというと「会社を休んでずっと寝ときましょう!」と捉える方もいるんですけど、それ以外にも、息抜きをする、ボーッとするなど「安らぐ。楽になる。リフレッシュすること」もオススメです。

・ゆっくり寝る
・カフェでボーッとする
・湯船に好きな入浴剤をいれてゆっくり浸かる
・ストレッチや散歩をする
・海を見に行く
・ペットと遊ぶ

上に書いたのは一例ですが、少しペースを落としたり、ゆるむ時間を取り入れることがポイントです。


疲弊しているけど「今はやること満載で休めない」という真面目な方ほど、「ちょっと目を盗んでちゃっかり休む」のを意識するといいですよ。

堂々とは休めなくても、周りにも自分にも分からない程度に「ちょっとだけよ」マインドで笑、休むことを自分に許可してあげて欲しいなと思います。休んだ方がパフォーマンスも圧倒的に上がりますし。

らぼちゃん

外資金融時代、上司から「しっかり休んで心身の状態を整えておくのも仕事だから」と言われたことがあります。休むことも給与に含まれているのか!とすごく刺さったのを覚えています。

怒りが溜まっている

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2つめのやる気が出ない理由は、「怒りが溜まっているから」です。

一見、やる気と怒りは関係なさそうに感じるかもしれませんが、怒りを我慢し続けると無気力になっていきます

「朝起きれない」「気分が重くて憂鬱な感じがする」「とにかくシンドイ」という感じでやる気が出ない時は、

・最近、怒りを溜めていないか?
・誰に対する怒りを出せていないんだろう?

という視点で振り返ってみてください。

らぼちゃん

イライラや不満、嫌だ、理不尽さ、納得がいかない気持ちも、「怒り」の一部です。

怒りを溜めるとそれを抑圧するのにもエネルギーを使うし、「相手に出せない怒り」が自分に向いて自分を責めたり否定するので(反転っていいます)、心が弱ってしまうんです。

朝起きる、ご飯たべる、寝るといった、基本的な行動をする気力も湧かない時は、「怒りを溜めすぎ」かもしれません。

この場合の対処法は、「怒りを発散すること」です。

一度怒りを発散してみると、普段から怒りを抑圧している自分に気がつくと思います。心理カウンセリングをしていると多くの方が、「私、すごい怒ってたんですね!」とビックリされます。

怒る気持ちは、相手に直接ぶつけたりキレたりせずに発散することが出来ます。中間管理職的な立場が多い40代は特に板挟みになりやすく、ストレスも不満も感じる場面が多いと思います。

ぜひ溜めすぎて疲弊してしまう前に、普段から感情をメンテナンスしておきましょう。

やることの意味意義が分からない

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3つめのやる気が出ない理由は「やることの意味や意義が分からないから」です。

私たちはロボットではないので「それやっといて」と言われただけでは、やる気をもって取り組めません。

「何のためにそれをやるのか」
「それをやることがどんな意味があるのか」

自分がやることに対する意味や意義、納得感が欲しいのです。

それが分からず、自分がやってることに意義が見出せないと「やる気が出ない…」となってしまう。

特に、責任感が強かったり働くことが好きな方ほど、この傾向が強いと思います。それだけ自分のやっていることに誇りを持っているし、納得しながらやりたいですよね。

「自分がやっていることに意味が意義が欲しい」という心の訴えなので、ここを満たしてあげましょう。

このケースの対処法はやることに対して「新しく自分なりの意味や意義を見出すこと」です。


「これやって何の意味があるんだろう?」「これって何のためにやるんだろう?」と、やることの意味や意義は探すのではなく、「新たに自分で創る」のです。


「やる気がない=やりたくない」と書きましたが、中には「全然魅力を感じないけど、やらなくてはいけない時」もあります。

仮に単調でつまらない仕事でも、自分なりに納得できる「新たな魅力や意味・意義を作ること」で意味あるものにしていくのです。

お金のため、生活のためだけでなく、これまで「やってこなかったこと」や「出来なかったこと」にチャレンジすることを意味意義に設定してしまう。

・〇〇の仕事を期日前日までに仕上げる
・整理整頓したり、丁寧な仕事を心がける
・〇〇について自動化や仕組み化をする
・人に頼ってみる
・仕事に集中、定時帰宅でオフを楽しむ
など。


どうしても「やることへの意味意義」が見出せないときは、ゲーム感覚でやるといいですよ。

ちなみに私は、意味や意義が見出せない時は「ゲームにすることで」自分にとって魅力的なもの(楽しくできるもの)にしています。

たとえば、会社員時代 やらないといけないものはすべて「皿回しゲーム」としてやっていて。

皿回しって複数のお皿が落ちないように、一つのお皿回して、また次のお皿、、、と回転が落ちてきたお皿をチョチョイと回すことで、すべてのお皿が回る状態にしてますよね。

同じように、やらないといけない仕事やタスクも、Aの仕事して、次にBの仕事して「あ、そういえば最近手をつけていなかったっけ。」って回転が落ちてきたCの仕事をフォローして。

やることは同じでも脳内では「皿回し感覚」を楽しんでいたので、やる気ない状態になることは少なかったです。

本当にやりたいことをしていない

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最後のやる気が出ない理由は、「本当にやりたいことをしていないから」です。

仕事でもプライベートでも、普段からやりたいことをしていたら、それ以外の「やらないといけないこと」も比較的ストレスなく取り組めるもの。

その反対に、やりたいことを我慢していたり、何がやりたいのか考えていない(=行動もできていない)状態が続くと、

何のために生きてるんだっけ?
これやって、何の意味があるの?

と全てに対してやる気やモチベーションが湧いてこないのです。

「やる気が出ない」「無気力感」は表面的な悩みで、その奥には
「本当にやりたいことをやっていない」という問題が隠れているのです。

単純に「やる気がなくても出来るようになること」を目指すのではなくて、「心が発しているサインに気づき、既存のやり方を変えていく」そのキッカケにと、記事冒頭に書きました。


「やる気が出ない」のは、もしかしたら

・本当にやりたいことをしたい
・やりたいことを見つけたい

という心のサインなのかもしれません。

このケースの対処法は、
「あなたが本当にやりたいことは何なのか?」を時間をとって書き出すことです。

お金がない時間がない、どうせ無理といった「制約・制限」を脇においた状態で、自分の本音をノートに書いていくのです。

らぼちゃん

頭であれこれ考えるのではなくノートに書いて可視化することで、今の状況や必要なことを客観的に見ることができますよ。


書き出せたら、「どうしたらそれを実行に移せるか?」「何からだったら始められるか?」を考えてみてください。

書くのが苦手な方は、試しにカフェで書き出してみてください。
気分も変わるし「書くために」行ってるので、意外とすんなり書けるはずです。

まとめ:生き方を見つめ直すタイミング


ということで、やる気がでない時の理由と対処法をお伝えしました。

ちなみに「やる気を出して習慣化」を目指す方もいますが、これは二の次でいいです。

習慣化しようと言われてすぐできるような人なんて そうそういるわけじゃないし、まずは「目の前の今日」を出来るようになっておくことです。

習慣化したいことが「本当にやりたいことなのか」も前段階としてチェックしておきたいですね!

心理カウンセリングをしていると、結局は最後に挙げた「本当にやりたいことをしていない」に行き着くことが多いように感じます。

40代になると責任や役割が増える分、自分をケアすることが後回しになりがちです。ましてや「自分が本当にやりたいことって何だろう?」なんて緊急性のないテーマですし、「軽くは考えるけどじっくりは考えない」という方がほとんどではないでしょうか。


「やる気が出ない」のは、「本当にやりたいことをする生き方へと変わりたい」という心からの合図(サイン)なのかもしれません。

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