もう自分を許してもいいのかもしれない。過去の自分を責めずに理解する〜カウンセリングご感想

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「過去に自分がやってしまったことを責め続けて苦しい」と悩まれて、心理セッションを受けていただきました。

ご感想掲載の許可をいただきましたので、紹介いたします。

目次

心理カウンセリングご感想(Sさん)

今日は先日受けた
斉木智美 先生の個人セッションの話を書きます。


ここ数週間 表面上では明るく過ごしていたけれど、
内側ではずっと気分が沈んでいました。
 

表情もなく、何をするにもため息ばかり。
家ではひたすら静かに過ごしていました。
 

ささいな出来事があるたびにモヤモヤして、
涙が出る。
 

そんな日が続いていました。


そして、このタイミングで受けた個人セッション。

そこで出てきたのは、たくさんの悲しみでした。
 

私の中には、これまでの人生で
溜めに溜め込んできた悲しみのタンクがある。


たくさんの押し殺された悲しみが、
深いところで冷凍保存されている。
 

悲しみのしずくが一滴でも落ちれば、
容易にあふれ出す。そんな状態。
 

もうこれ以上溜めることはできない。


その悲しみが日々のささいな出来事をきっかけに、
涙となってあふれていた。


恐怖の下にあった、たくさんの悲しみ。
 

自分の感情に向き合おうとすると、いつも恐怖が先立って、
なかなか悲しみや怒りを感じることができなかった。


やっとやっと向き合える時が来た。


じっくり時間をかけて、丁寧に丁寧に感じてゆく。


私が勇気を出して乗り越えるまで、
ただじっと見守ってもらう。


安心感に包まれたセラピーの中で、
恐怖の下にあったたくさんの悲しみが
とめどなく溢れだした。


私に必要だったのは、
安心の感覚の下で感情を感じることだったのかもしれない。


やっと感じられた。


そう思うと「ありがとう」と
今まで私を守ってくれていた、
悲しみに対する感謝の気持ちが生まれました。


それでもまだ、私の中に眠っている
たくさんの悲しみがある。


焦らず、少しずつ感じて癒していこうと思う。


のろまだけど、自分のペースでいい。


「あの時の自分に出来る精一杯のことをした」


智美先生から「こう言ってみて」と言われた、このセリフ。
とてもこころに響いた言葉でした。

身体の芯に染みわたり、温かい感覚が全身に広がって。


もう自分を許してもいいのかもしれない。

そう思えました。


今もそのことばを思い出すと、
こころがじんわり温かくなる感覚がある。

今までよくがんばったね。

そんな言葉を自分にかけてあげたいです。


まだ私の中に悲しみは残っているけど、でも、もう大丈夫。

あの温かい感覚を思い出せば、乗り越えられる。

私が私のことを一番に信じる。
その思いを自分の内側に向け、じっくり感じていく。


もう、大丈夫。

心理カウンセリングのご感想をいただいて

過去に「自分がしたこと」って、今の自分からすると、なにか足りなく感じたり、至らない部分に意識がいったりと、ダメ出ししたくなると思います。

「なんで、あんなこと したんだろう?」
「どうして、こう しなかったんだろう?」


過去の行動を後悔したり、責め続けて苦しくなっている方のセッションをするとき、私はこんな気持ちでいるんですね。

「当時のあなたは、精一杯できることをしたんじゃないかな」って。

当時は自分のことしか考えてなかったかもしれない。人の優しさに気づけてなかったのかもしれない。

ワガママで自己中な自分だったかもしれないけど、そんな「幼かった部分」も含めて、「当時の自分ができることを精一杯やった」と言っていいんじゃないかな、と思ってます。

今の自分に優しく。そして過去の自分にも優しくしてあげてほしいです。

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