幸せになるより不幸になって親に復讐したい【解決ステップも解説】

心理カウンセリングを受けて、悩みが解決して幸せになっていく。・・・はずなのに、その途中で「いい変化が停滞する」ことがあります。

悩みが解決していざ幸せを感じ始める段階になると、なぜか「幸せになってはいけない感じがしてくる」んですね。

そんな「幸せへのブレーキ」を明らかにして解消すると、結婚が決まったり、周りからの愛情や優しさを受け取れるようになっていきます。

「私は幸せになっていい」と思えることで、人生は大きく変わります。

この記事では「幸せへのブレーキ」の一つである、「無意識的に親に復讐したい気持ち」について、3つのタイプと解決法をお伝えします。

記事を読み終えると、無意識に幸せを避ける理由が分かり、幸せになるためにとるべき具体的な行動が明らかになります。

目次

親に復讐したい理由


幸せにブレーキがかかる、その原因をみていくと【親に復讐したい気持ち】が出てくることがあります。

「自分が不幸でい続けることで、親に嫌な思いをさせたい」という復讐心や恨む気持ちです。

「まさか、自分の幸せより、母親に復讐することを選んでいたなんて・・・」とビックリされる方もいれば、「うすうす気がついてました」という方もいます。

・結婚しないことで親に復讐している
・働かずに引きこもることで親に復讐している
・ダメな自分でいることで親を不幸にしたい

単に「親に復讐したい」といっても、その理由は人によって違います。「復讐する目的」って大きく3つに分かれます。

1.親の間違いを指摘したい

「お母さんの言うとおりにしたけど、結局、私って不幸じゃん!」と、

親に間違いを認めさせたい、謝らせたい、後悔させたいという思いがあるケースです。

親から言われたことや「育て方」に対して、不満や怒りを感じてきたんだと思います。

「親の育て方が間違っていた」それを証明するために自らの不幸を選んでしまうのです。

2.親に恥をかかせたい

いつも近所や親せきに私の自慢ばかりしていた母親。

「あんなに自慢してバカみたい」「まるで自分の手柄みたいに言って」と、理不尽さを感じたり、どこか冷めた目で見ていたのかもしれません。

「自慢の娘」である私が不幸になることで、母親の面目をつぶしたい。

あれだけ自慢してた娘が、今はこんなに落ちぶれて、、、と恥をかかせてやりたい。

そんな親に恥をかかせたい思いから、不幸を選んでしまうのです。

3.親を困らせたい

お母さんは昔から、私の話しも聞いてくれないし、認めてもくれないし、愛されてる実感がないまま育ってきた。

小さい頃から私が苦しんだように、お母さんも不幸になればいいのに。

そんな親を困らせたい気持ちや仕返ししたい気持ちから、自らの不幸を選んでしまうケースです。

「親への復讐」というと、ドロドロ黒いイメージがあるかもしれません。

だけど、その奥には復讐したくなるだけの「理由」があるのです。

動画でも3つの理由を解説しました。

復讐心の根底にあるのは「悲しみ」

自分が不幸になることで親に復讐をしてしまう。その根底にある思いは深い悲しみなんですね。

ご自身の感覚としては、親に対する怒りや憎しみを感じるかもしれません。

もちろん、その気持ちがあるのは当然です。それだけ嫌なことをされたのだと思います。

だけど、本当の意味で「復讐心」や「恨み」がなくなるためには、怒りだけでなく「深い悲しみ」を癒す必要があります。

親に「されたこと」「してもらえなかったこと」に対する悲しみです。

抑圧された悲しみ

きっと親との関わりの中で、たくさんの悲しみを我慢してきたと思うんです。

たとえば、

・褒めてもらえず、ずっと否定されてきた
・黙って親の言うことを聞けと、意見を尊重されなかった
・バカにされたり笑われた
・助けてほしかったのに、見て見ぬフリをされた
・愛情をもって育ててもらえなかった

我慢して溜めこまれた悲しみは、「怒り」「復讐心」「恨み」「自虐」へと形を変え、

親に復讐するために自らが不幸になることを選ぶのです。


「復讐心」をゆるめるためには、「悲しみ」を解消することが大切なのです。

復讐心を「自分の幸せ」へと変えるために

悲しみを癒す

そのためには、親との関わりの中で感じた「深い悲しみ」や「つらい気持ち」を和らげていくことです。

信頼できる友人やカウンセラーに話しを聞いてもらってもいいです。

自分の気持ちをノートに書き出すのもいいと思います。

悩んでる友人をなぐさめる時のように、自分に寄り添うのもお勧めです。

自分に寄り添うとは:
「それはつらかったね」「たくさん傷ついて苦しかったね」「いっぱい頑張ってきたんだね」と、自分の気持ちに共感すること。

悲しみを感じた分、怒りや復讐心、憎悪といった感情は自然に消えていきます。同時に、自分を不幸にするパターンも無くなっていきます。

幸せになる許可を出す

自分を犠牲にしてまで復讐したいと思うほど、苦しい思いがあったのだと思います。

だけど大人になった今、私たちは自分で「もう不幸を選ばなくていい」「幸せになっていい」と決めることが出来ます。

親に復讐する「幸せ」を選ぶのではなくて、

あなたが心から望む形で幸せになっていくのです。幸せになる許可を自分で出すのです。

「これまでつらかったね。もう幸せになっていいんだよ。」って。

まとめ:自分の幸せに集中しよう

「私は幸せになっていい」と思えることで、人生は大きく変わっていきます。

もし親を恨む気持ちや悲しみが大きすぎて、自分の手に負えないときは「誰かと一緒に」がお勧めです。

自己流で間違った努力だと却ってメンタルが悪化する場合もあるので、ぜひカウンセラーを頼ってもらえたらと思います。

たとえ、不幸なあなたを見て親が不幸な気持ちになったとしても、そこにはあなたの幸せはありません。

自分が心から望む形で「自分が幸せになること」に集中していくと、自然と親への復讐心もゆるんでいきます。

それについては、また別の記事でお話したいと思います。

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